ここ数年、家族だけの顔合わせや親族だけの少人数の結婚式が増えてきています。会社の人や友人は呼ばずに親族だけの結婚式にする理由で1番多いのは、花嫁姿を見せたいのは親御さんだからということでした。
親族同士の顔合わせはもちろん、今後永くお付き合いをしていく親族にはお披露目もしたいから挙式と会食だけにしたい、ただ、親族だけだと静かに食事をするだけで盛り上がらず、あまり心に残る式にはならないのではとご心配される新郎新婦が多いのも事実です。
お正月などで親族が集まる機会も減ってきていて、結婚式で会うのが数年ぶりなんてこともありますし、友人の結婚式には参加した経験があっても親族だけの結婚式には参加したことがない、という方も多いですよね。見たことがないのだから心配になるのも当然だと思います。。
和奏婚の挙式をされるお客様の約9割はご親族のみ、もしくはごくごく親しい友人が数名参加される少人数の結婚式です。
さて、ご親族様へのおもてなしというと・・・。どんなことを思いうかべますか?自分たちとは年齢が離れているし、経験も豊かなご親族様に喜んでもらうにはどうしたら良いのか。
人数が少ない食事会だったら自分たちで手配して、みんなで集まれば良いのかもしれません。でも、せっかくご親族様が一同に集まるのだから、ワンランクアップの食事会にしておもてなしをすると、集まった皆さんもとっても喜んでくださいますよ。私どもではお食事会に人前式をプラスする「和奏婚」をお勧めしています。
「和奏婚」では、箏と尺八の生演奏が入ります。その音色が響き渡る中、和装姿で入場される花嫁を見た瞬間にみなさま感動の涙を流されています。親御様だけでなく、ご親族様にとってもあんな小さかった子がこんなに立派になってと、いろんな想いをめぐらせているんです。
より近い距離でそして幼いおふたりを知っているからこそ、おふたりならではのオリジナル進行が挙式の承認として参加しているご親族様の記憶にも残りますし、グッと距離も縮まります。
次に心配されるのが、神社以外でも和婚が素敵にできるのかということ。
親御様やご親族様にとって和装姿の花嫁は格別です。ぜひ和装でとご希望をされる親御様は本当に多いのですが、神社ですとお食事会への移動が大変だったり、神社の段差が厳しいところなどは参加できない親族も出てきてしまいます。
なんとかならないのかしらとご相談を受けることが多く、私どもでは今では挙式と会食(披露宴)を同じ場所でおこなうことが1番多くなってきました。
人前式でしたら神社でなくても挙げられますし、自分たちのオリジナルのお式を挙げられますので、お二人の想いを込めた素敵な結婚式にする事が出来ます。私どもの提携の会場はバリアフリーのところが殆どですので多くの方に喜ばれています。
これもよく聞かれるのですが、和装の支度はどこですれば良いのか、というご質問。私たちがお支度している場所は様々で、基本的に出張してお支度をしていますので、お家や実家、会場近くのホテル、中には会場の個室や支度部屋などでお支度を整えています。
和装人前式の後、みなさまが1番楽しみにしているのはお食事です。お食事は、季節感やお祝いの雰囲気を出しやすく、おもてなしの心を伝える重要なアイテムでもあります。
ご親族様に喜ばれるお料理は何と言っても「和食」です。味つけ、見た目の華やかさ、そしてお箸で召しあがれるというのが、和食がご親族に喜ばれるポイントです。
以上をまとめますと、
- 挙式を人前式にするなど、親族も参加できる演出を入れる。
- 移動距離は少なくし、ご高齢の方にも安心のバリアフリーの会場を選ぶ。
- お箸で食べられるお食事を用意する。
まずはこの3つのポイントをおさえていただければ、ご親族の皆さまも二人の為に来てよかったと思えるはずです。