神前式やキリスト挙式には決められた式次第があるのをご存知ですか?(式次第とは入場から退場まで挙式の進行を記したプログラムのようなもの)人前式ではこの式次第を、決まったものではなくおふたりが大切にしたい儀式で作ることができます。
その中で、和婚の伝統的な演出を挙式の進行に加えられることが、和装人前式の魅力。故郷や地元で引き継がれている伝統的な儀式を取り入れるのもおすすめです。
国際結婚の場合には、その国ならではの儀式と日本の儀式を融合させるのも素敵だと思います。両方の国の良さや伝統文化をかけあわせることで、お互いを大切にしようという意識が生まれますし、おふたりだけの新たな儀式が作り出せますので、お二人だけの世界にたったひとつの結婚式を挙げることが出来ます。
さて、今日のタイトルにもあります「水あわせの儀」ですが、古代から伝わる儀式の一つで、新郎新婦互いの実家から汲んできた水をひとつの杯に注ぎ合わせて飲むという儀式です。
「水あわせの儀」の由来には諸説ありますが、それぞれ環境の違う水で育ったふたりがひとつの家族となり、二人で新たな家庭を築いていくという意味や願い込められているとも言われています。
最近では水だけではなく、おふたりの出身のお酒や思い出のワインを使うというような事も増えてきたんですよ。また、同じ「水合わせの儀」でも、合わせたお水を実際には飲まず、杯に水を合わせるだけの儀式もあります。
注ぐものも杯だけに限らず、最近では植物に水を注いだり、光る液体を注ぐ神秘的なものまで誕生しました。
このように、古来からの儀式に現代らしいアレンジを加えて、伝統を大切にしつつ新しいものを融合するというお二人オリジナルの式次第を作っていくのも楽しいですね。