格段に美しく楚々とした花嫁になるために

最近和のブームが来ていることも相まって、結婚式でも和装を希望する花嫁さんがとても増えてきました。

でも、せっかくの美しい白無垢姿や華やかな色打掛をまとっても、その人の行動で残念なことになりかねません。

普段着物を着なれない人が多いと思いますので、洋服と勝手が全然違う着物での動作は難しく考えてしまうかもしれません。まして、カツラや婚礼衣装はかなりの重さになりますので、動くだけで精一杯、ましてや所作なんて構っていられないというのが正直なところでしょう。
でもとても簡単な事をちょっと気をつけるだけで格段に美しく楚々とした花嫁さんになれますよ。

その1つは、足元。
普段はヒールをカツカツ履き鳴らしてバリバリとお仕事をしていても、草履となると様子が変わってしまいます。パンプスでは美しく見えるかかとからの体重移動も、草履では忙しなくドタドタ歩いているように見えてしまいます。女形で有名な歌舞伎役者の坂東玉三郎さんが、足元に女性らしさを出すことが出来ると、足の指先まで気を遣っていらっしゃいましたが、ちょっと気をつけて歩くだけで女っぷりも上がり、所作も美しい花嫁さんに。
まず歩幅ですが、いつもの半分くらいの歩幅で膝から下だけを開く感じで歩いてみましょう。それも覚えてられないわという人は、着物が開く幅に合わせてゆっくりめに足を運ぶと自然と少し内股気味になって綺麗に見えます。
パンプスなどとは逆に、つま先から地面につけるような感じで歩きましょう。この時鼻緒を足の指でつまむようにすると、草履と足が離れず静々と上品な歩き方になります。

また神前式は神社であげる方も多いと思いますが、神社は結構階段がありますよね。そんな時も普通に登ると足袋だけではなく地肌まで見えてしまったりして美しくありません。
美しく階段を登るコツは、ちょっとだけ体を斜めにすること。階段に対し足を斜めに置いていく感じです。階段の幅が狭くてまっすぐ登るとカツラや衣装の重みで後ろに持っていかれないかと不安になることもありますが、斜めにおけば草履の幅が確保できますので安心して登ることができます。
そして足先に少し重心をかけて、背筋を伸ばして斜めにゆっくり登れば、可憐さの中にほのかな色気も出て美しい姿になりますよ。
ぜひ、実践してみてくださいね。