未来の和奏婚奏者を発掘

先日、久しぶりに母校である東京藝術大学の大学祭「藝祭」に行ってきました!
藝祭は大学生活の中でもかなり気合の入ったイベントです。普段は指定の曲や勉強会の曲などを練習しているのですが、藝祭では自主演奏として色々な曲にチャレンジができるので、交流が少ない洋楽器の人とのコラボなど普段できないメンバーで組んだり、やりたかった曲を学年を超えて気の合う仲間で演奏したりと、学生時代はとても楽しみにしていました。藝祭の練習と準備で夏休みもほとんど学校に通っていたほどです。
また、自分たちでコンサートを企画運営し、お客様に喜んでもらえるように練習を重ねてその成果を披露することで、演奏家のたまごとしての研鑽を積んでいきます。

藝祭の魅力の1つは何と言っても1年生のお御輿!
藝祭の「目玉」と言っても過言ではありません。
邦楽科と日本画科というように、音楽学部と美術学部からそれぞれペアになり、巨大な御神輿を一から作り上げ、お揃いの法被で上野の街を練り歩くのが伝統となっています。音楽の人は、夜遅くまで製作を続ける美術の人達に差し入れを持って行ったり、色付けを手伝ったりしてそこから交流が生まれ、1年生にしかない思い出が作れます。
そしてそして、3日間学校の至る所でコンサートやライブが開催され、将来日本の音楽会を牽引するであろうプロの卵達の演奏が聞き放題なのです!
また、上野公園から藝大に向かう道には美術学部の人達の作品が展示され、購入することもできますし、沢山の人で賑わいます。
今年のコンサートは、整理券の他に初めて抽選制度が導入され、ちょっと混乱も有りましたが、朝から1日楽しんできました。
今回は、近い将来和奏婚の力になって下さる方を探すという目的もあり、とても楽しみにしていました。まず向かったのは尺八の自主演奏会です。
和奏婚では、主に女性の尺八の方にお願いしていますが、今の学生さんにも女性がいらっしゃるということで聴きに行きました。優しそうな人柄が表れた音色で、今後がとても楽しみです。
次に、和奏婚の撮影でお世話になった方が出演する日舞の自主公演へ。和奏婚の時は女性らしく華やかで柔らかな感じでしたが、今回の曲はキリッと力強くカッコ良い姿で踊っていらっしゃいました。
ちょうどお昼時になりお腹も空いたので、外の屋台に向かいました。それぞれの科が色々なお店を出しています。私達は管楽器の人達がやっているマントビボというお店に行きチヂミなどを食べました。
邦楽科は「葵」というお店を出しますが、この日はみなさん朝から夜まで演奏会があって準備ができないのでお休みでした、残念。
屋台を少し回って夕方からは邦楽科大演奏会を聴きに奏楽堂へ。1つの演奏会で、箏曲、雅楽、能楽、長唄に日舞と楽しめる機会はなかなかないです。
学生さんは自信に溢れキラキラしていました。将来への希望に満ちているのでしょう。
これから和楽器や和の物が当たり前になる時代が来ますように、そんなことを考えながら、帰路につきました。